
【介護福祉士・ケアワーカー編】シフト作成時のポイント・注意点まとめ
介護福祉士(ケアワーカー)が働く老人ホームや介護施設などでは、シフト制を導入していることが一般的です。しかし、介護業界は人手不足が問題となっており、介護福祉士が不足している職場もあります。
「人手不足でシフト作成が難しい」「残業や長時間労働が発生しないように管理するのに労力がかかる」と、お悩みのシフト管理担当者さまもいらっしゃるのではないでしょうか。
介護福祉士のシフト作成・管理においては、スタッフの健康面を考慮しつつ、限られた人員をいかに有効活用するかが重要です。本記事では、介護福祉士の働き方を踏まえたシフト作成のポイントを解説します。
介護福祉士の勤務形態
病院や福祉施設で活躍する介護福祉士が働く施設は2種類に分けられます。
通所型
通所型とは訪問介護やデイサービスなど、利用者が宿泊をせず、通所して利用する施設です。
通所型の施設では1日8時間勤務、1時間休憩という働き方が一般的です。以下のように、勤務時間帯をずらしたシフトが主流となっています。
▼通所型の勤務時間帯の例
- A勤務 08:00~17:00(休憩1時間)
- B勤務 09:00~18:00(休憩1時間)
通所型の施設は、夜間や土日は運営していないことが一般的であるため、スタッフの勤務時間は基本的に平日の午前から夕方までです。なかには24時間体制で運営している施設もあり、その場合はスタッフの勤務時間や休日も変動します。
入所型
入所型とは老人ホームや介護施設など、利用者が入所して利用する施設です。
入所型の施設では、1日8時間勤務、1時間休憩という働き方が一般的です。以下のように、24時間を2交代制や3交代制で分けてシフトを組むのが主流となっています。
▼2交代制の例
- 日勤 09:00~18:00(休憩1時間)
- 夜勤 16:00~翌10:00(休憩2時間)
▼3交代制の例
- 日勤 08:00~17:00(休憩1時間)
- 準夜勤 16:00~25:00(休憩1時間)
- 夜勤 24:00~翌09:00(休憩1時間)
日勤と夜勤(準夜勤)の間に、出勤時間をずらしたシフトを組み合わせる場合もあります。夜勤がある職場では、介護福祉士の生活リズムが乱れやすくなるため、シフト作成時に適切な休日や休憩時間を確保することが欠かせません。
介護福祉士の1日のタイムスケジュール例
介護福祉士のシフト作成に向けて、ここでは訪問介護・デイサービスの通所型(日勤)のタイムスケジュール例を紹介します。
▼09:00~18:00の勤務時間帯に勤務する場合
スケジュール |
業務内容 |
出勤 09:00 |
|
利用者の受け入れ 09:30 |
|
昼食 12:00 |
|
申し送り 13:00 |
|
休憩 13:30 |
|
利用者対応 14:30 |
|
送迎準備 16:30 |
|
退勤準備 17:30 |
|
退勤 18:00 |
なお、宿泊を伴う入所型の場合は、洗濯やトイレ・入浴の介助、外出支援などの業務が発生します。夜勤の場合は、就寝の準備や起床後の業務も行います。
介護福祉士の業務には、利用者の送迎やサポートに加えて報告書作成、レクリエーションの打合せ、設備・日用品の管理などの事務作業も発生することが特徴です。
介護福祉士のシフト作成のポイント
介護福祉士のシフトを作成する際は、現場の業務に応じた過不足のない人員配置が必要です。さらに、日勤と夜勤の交代制を採用している場合には、従業員の生活リズムが崩れないような配慮も欠かせません。
複数の勤務時間帯を設ける
従業員のシフト希望を優先すると、一部の時間帯に人手不足が発生する可能性があります。日勤のみの場合や2交代制・3交代制を導入している場合は、働ける時間帯が限られてしまい、必要枠に人員が集まらないこともあります。
限られた人材で円滑な運営を行うには、複数の勤務時間帯を設置するのがポイントです。
▼勤務時間帯の設定例
- 日勤・夜勤に加えて、早番・遅番の勤務時間を配置する
- フルタイムだけでなく、午前のみ・夕方のみなどの短時間勤務を取り入れる
複数の勤務時間帯を設けることで、人員が不足する時間帯に勤務可能な人材を確保しやすくなります。
公平性を心がける
シフトの公平性は、シフト管理で重要なポイントの一つです。一部の人だけが優遇されるようなシフトは、スタッフの不満につながりやすくなります。
できるかぎり、すべての介護福祉士が納得できるような公平性のあるシフトを作成するには、社内でルールを決めておくことがポイントです。
▼シフト作成のルール例
- 1ヶ月の休み希望は〇日まで
- 連続勤務は〇日まで
- 土日の休みは優先度順に考慮する
公平なシフトを作成することで、従業員が働きやすい職場環境の実現、さらには離職防止にもつなげられます。
業務内容や時間帯に応じて人員を調整する
シフト作成時には、1日のなかで特に、人員が必要になる時間帯と人員数を把握しておくことも大切です。忙しい時間帯や比較的業務が少ない時間帯を把握することで、過不足のない人員調整を実施できます。
また、責任を伴う業務や夜勤が連続する場合などは、介護福祉士の健康面のリスクも懸念されます。特定の介護福祉士に負荷がかからないように、役割や業務を複数名で分担する、業務をローテーションするといった体制づくりが必要です。
介護福祉士のシフト作成にはシフオプ
介護福祉士のシフトを適切に作成・管理するには、シフト管理システムの活用が有効です。『シフオプ』は、日勤・交代勤務など、さまざまな勤務パターンのシフト作成に対応しています。
従業員の希望をベースに、業務内容や忙しさを考慮しながらシフトを調整して、人員の過不足を防止できます。
さらに、システム上で従業員にヘルプを要請できるため、急なシフト変更や欠員が発生した際にも、素早い対応が可能です。
まとめ
介護福祉士は、勤務先となる施設の運営形態によって働き方が異なります。なかでも24時間体制の施設では、夜勤によりスタッフの生活リズムが崩れやすく、2交代制は1日あたりの拘束時間が長くなりやすいです。
そのため、人員不足が起きないよう人員を配置するのはもちろん、スタッフの健康面にも配慮したシフト作成が求められます。
介護福祉士のシフトを作成する際は、シフトの公平性を心がけ、業務内容に応じて人員を調整することがポイントです。人手が足りない場合は、“勤務時間帯の種類を増やす”“ヘルプ体制を整える”といった対応も検討しましょう。
介護福祉士の働きやすさを考慮したシフト作成・管理に向けて、シフオプの活用を検討してみてはいかがでしょうか。